今日は10月31日。子供たちが大好きなハロウィンの日です。 子供たちはハロウィンになると、みーんなお化けの格好をしたりして、 あちこちの家を回るのです。そして、一軒ごとに、 Trick or trteat!と言って、市民を脅し、お菓子をもらいます。 そんなとっても楽しい日(?)に、なんだか向こうから珍しい変装をした人が、 1人歩いてきました。 「あれ、あの人誰だろう・・・?サンタの格好してるよ。」 「えー!バカみたい!今日はハロウィンなのに。季節間違えてるんじゃないの?」 みんなが言っているその人は、赤いサンタの服と帽子をかぶって、 肩には白くて、大きな袋をかついでいます。 その人はみんなから、からかわれたり、石を投げられたりしました。 「あのー・・・すいません、オレ、本物のサンタなんスけど・・・。」 「だ・か・ら!アンタはお呼びじゃないの!!」 サンタの格好をした若い男の人は、とっても疲れた表情で、 家を一軒、一軒と回っていきます。 「あれじゃあサンタじゃないよ。だって、人からプレゼントを貰うんだもん。 いじわるサンタ!!」 子供から何を言われても、その男の人はなにも気にしにしません。 玄関のベルを鳴らして、何かを貰っています。 「はぁ・・・。サンタってのも大変だなー・・・。 子供から好かれるはずなのに、こんなに嫌われるなんて・・・。」 そのサンタはうつむいて、とぼとぼと、また歩き始めます。 どうして彼は、こんな日に、こんな事をしているのでしょうか。 クリスマスの日になると、子供なら誰でもプレゼントを貰います。 中には、お父さんやお母さんが買ってくれている・・・なんて思う人もいますが、 それは違います。でも、確かに、お父さんやお母さんのおかげかもしれません。 「料金回収〜!?」 「そうじゃ。去年のクリスマスにプレゼントを配ったのはこの街だと5000軒じゃ。 詳しい料金や住所はその紙に書いてある。」 「ぷ、プレゼントってオレらサンタが、無料でプレゼントしてるもんじゃないんスか!?」 「当たり前だろうが!潟Tンタ・クロースもな、金が無いんじゃよ、金が!! そんななかで子供の、「ぴーえすすりー欲しいー」とか「うぃー欲しいー」等という高額な プレゼントを無料で提供するなんて無理じゃろ!」 立派なヒゲをはやしたサンタさんは、怖い顔で言います。 「だから、こうして各家庭と相談し、プレゼントを先に渡し、 後払いという形で料金をもらって、会社が成り立っているんじゃよ。 なんと良心的なサービスだと思うじゃろ?」 「・・・。」 子供たちの大好きなサンタさんは、今日もどこかで、大きな袋を持って みんなの家に来ているかもしれませんね。 |
